新卒採用ムービーを制作するメリットとは?代表的な構成と効果を解説

「新卒採用ムービーって制作した方が良いの?」
「どんな効果があるの?」
という方は多いと思います。
近年になって動画の需要が急激に高まり、採用においても動画を作成する企業が増えてきています。
しかし、新卒採用ムービーを制作するには制作会社に依頼するケースがほとんどで、その場合には費用が発生します。果たして費用をかけてまで新卒採用ムービーを制作する必要はあるのでしょうか。
この記事では新卒採用ムービーのメリットと代表的な構成、得られる効果について解説していきます。
新卒採用ムービーの制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
新卒採用ムービーを制作するメリット
結論から言うと、費用をかけてでも新卒採用ムービーを制作する価値はあります。
それは新卒採用ムービーを制作することによって以下の4点の大きなメリットを得ることができるからです。
- 会社の雰囲気が伝わりやすい
- 他社との差別化が図れる
- 若者の目に留まりやすい
- 集客の幅が広がる
メリット1.企業の雰囲気が伝わりやすい
文章だけではどうしても、社内の雰囲気やどのような人が働いているのかなどを伝えることは難しいですが、動画にすることで視覚情報と聴覚情報の2点からそれらを伝えることができます。
また、実際に働いている様子や社員へのインタビューした映像を撮影すれば、業務内容や企業理解をより深めることも可能です。
企業理解を深めてもらうことで、学生と企業間のミスマッチを減らすという効果も期待できます。
メリット2.他社との差別化が図れる
新卒採用ムービーを制作すれば他社との差別化を容易に図ることができます。
文章だけで他社との差別化を図るのは難しく、同じ職種の場合、一目見ただけでは違いが分からないという場合も少なくありません。
その点、動画なら社内の雰囲気や業務内容などの違いをカンタンに表現することができます。
また、新卒採用ムービーと言ってもインタビュー形式なのかストーリー調なのかなど様々な構成があり、そこでも他社との差別化を図ることが可能です。
独創的な新卒採用ムービーが制作できれば新卒の学生に高いアピール力を発揮するでしょう。
メリット3.若者の目に留まりやすい
近年は、YouTubeやニコニコ動画といった動画配信サービスが若者の間で爆発的な人気を誇っており、文章よりも動画を好むようになってきています。
そのため新卒の学生の集客力を考えた時に文章しかない企業と新卒採用ムービーがある企業では後者の方が圧倒的に高くなることが予想されます。
また、若者が利用している動画配信サービスに新卒採用ムービーを投稿することで自社を知らない若者にまでアピールすることができます。
メリット4.集客の幅が広がる
今まで新卒採用ムービーを制作したことがないという場合には、集客する手段が文章と動画の2種類になることから圧倒的に集客の幅が広がります。
新卒採用ムービーを見て興味を持てたら文章で詳しく企業理解を深めるという学生も非常に多いです。
新卒採用ムービーがなければその時点で候補にすら入れません。
そこの客層を取りこぼさなくなる分、集客力は高まるでしょう。
新卒採用ムービーの代表的な構成
新卒採用ムービーはどんな内容、また構成にすれば効果を発揮するのでしょうか。
新卒採用ムービーには3つの代表的な構成があります。
- 企業説明動画
- 社員インタビュー動画
- ストーリー調動画
それぞれの構成で、使用する場面や得られる効果が異なります。あなたに合う構成はどの構成か考えてみましょう。
構成1.企業説明動画
企業説明動画は、企業説明会で説明する内容を事前に動画で撮影しておく動画です。
人事担当者がカメラに向かって業務内容や業績などについて話していきます。
その際にスライドやアニメーションを活用することでより伝わりやすい内容になります。
企業説明会を1年間に複数回行う企業では、その度に同じ企業説明を行わなければなりません。
しかし企業説明動画をあらかじめ撮影しておけば、その映像を流すだけで済み、その手間を省くことができます。
構成2.社員インタビュー動画
社員インタビュー動画は、実際に働いている社員にインタビューを行い企業の魅力を伝えるという動画です。
企業内の複数の部署から代表者を一人ずつ選びインタビューを行うことで、それぞれの業務内容や実際の業務風景、また1日の仕事の流れなどを分かりやすく学生に伝えることができます。
どのような人が働いているのかが分かるのも大きな利点です。
またインテリアに凝っているような企業なら実際の社内風景を写すことで「こんな会社で働きたい」と憧れを抱かせることができます。
企業の雰囲気が伝わるのはもちろんですがブランディングという観点から見ても良い効果を発揮するでしょう。
構成3.ストーリー調動画
企業の成り立ちや自社で働くことでの成長、自分の未来の姿といった内容をストーリーで表現する動画です。
感情に訴えやすい動画を制作できるため夢や情熱を持った新卒の学生が集まりやすくなります。
また、他者にはないオリジナリティに溢れたストーリー調動画はブランディングにも繋がるでしょう。
しかし、脚本の作成や複数の場所での撮影が必要となるため、企業説明動画や社員インタビュー動画と比べると費用が高くなってしまうという特徴もあります。
実際の新卒採用ムービーから効果を考える
新卒採用ムービーにどのような種類があるのか理解した上で、実際の新卒採用ムービーを例に挙げてどのような効果が見込めているのか考えてみましょう。
ここでは佐川急便と株式会社ユニットの新卒採用ムービーを例として取り上げていきます。
佐川急便
佐川急便は宅配便事業を中心に物流とその中心の様々な事業を展開している会社です。
この新卒採用動画は就職した娘と母の関係をストーリーにしたストーリー調動画となっています。
佐川急便に就職した娘が日々仕事に奮闘しながら一人前に成長していくまでの過程が撮影されており、業務内容や仕事のやりがいについて新卒の学生に伝えることができます。
娘と母という登場人物にすることにより若者に親近感を与え感情移入させやすい新卒採用動画となっています。
株式会社ユニット
株式会社ユニットは安全標識・用品の製造販売を行っている標識のプロフェッショナルメーカーです。
この新卒採用動画は実際に働いている営業職と営業サポート職の二人の1日に密着しインタビューを行うという社員インタビュー動画となっています。
実際の業務風景から業務内容や1日の仕事の流れを掴むことができ、またどのような社員が働いているのか知ることができます。
特に同僚や後輩と食事をとるシーンは企業の雰囲気が良いことがアピールできています。
また二人の社員が答えていた「入社を決めた理由」や「仕事のやりがい」などのインタビュー内容はこれから就職を控えている新卒の学生にとっては非常に有意義な情報になっており、入社を考える一つのきっかけになるでしょう。
まとめ
新卒採用ムービーは制作に費用こそかかりますが、そのメリットを考えると十分に制作する価値があるでしょう。
その際、自社の魅力を伝えるのにどのような構成が最も合うのかを考える必要があります。
選択する構成によって必要な費用も大きく異なってくるので予算と相談しながら行わなければなりません。
予算内で希望通りの新卒採用動画を制作できる採用動画制作会社を探して依頼してみてください。
想像を超える人数の新卒の学生が集まってくるかもしれませんよ。